今日はAmazonスポンサープロダクトについて説明していきたいと思います!
1クリック2円から利用でき、上手に使えば新規登録したばかりの商品の売れ行きに勢いをつけることも可能です。
Amazonスポンサープロダクトを使えば長期的な販売戦略としても活用できます。
またSEO対策としても非常に重要なポイントとなってくるのでしっかりモノにしていってください!
では、行ってみましょう!
目次
Amazonスポンサープロダクトとは?
Amazonスポンサープロダクトとは簡単に言うと出品中の商品をAmazon内で広告として表示できるサービスです。
セラーセントラルの広告⇒セラー広告から設定することが可能です。
Amazonスポンサープロダクトはどこに表示される?
検索ページの一番上か一番下に表示されるようになっています。また商品カタログページ内にも「この商品に関するスポンサープロダクト」とありますがここも広告です。
Amazonスポンサープロダクトの場合上記の画像の赤枠のようにスポンサープロダクトと書いてあるのがいわゆる広告になります。
Amazonスポンサープロダクトのシステム
Amaoznスポンサープロダクトはお客様にクリックされるたびに課金されるシステム(PPC広告)では入札額、最低単価は2円~上限額を設定することが可能です。
ただAmazonスポンサープロダクトを使えるのは大口出品者のみで小口出品者は利用できません。個人、法人は関係なく使えるようになっています。
Amazonスポンサープロダクトの使い分け方
Amazonスポンサープロダクトには2種類あります。
オートターゲティングとマニュアルターゲティングです。
オートターゲティングとは?
オートターゲティングとはAmazonのシステムが今までのデータを使って自動的に
関連性が高いであろう設定をしてくれます。
メリット
・設定が簡単
・Amazonの今までのデータを元に関連性の高い検索キーワードに対して自動的に広告を表示してくれる
・リサーチの時点では発見できなかった重要なキーワードが見つけ出せる。
デメリット
・インプレッション(表示回数)、クリック数(商品ページの閲覧数)は増えるが関係のない検索キーワードにも表示されることがある
・広告費はかかり成約率が落ちコストパフォーマンスの低い広告になってしまう。
もう少し掘り下げていきましょう!
例えばiPhoneケースのオートターゲティングの広告をかけたときに
「iPhone8 ケース」で表示されればお客様の検索キーワード(ニーズ)にあった商品が表示されるのでクリック数、高い成約率が見込めるかと思います。
ですが、お客様は「iPhone6 ケース」と検索したときに「iPhone8 ケース」が表示されたらどうですか?
もちろん自分に関係ないと思ってクリックしませんよね?もしくはクリックしても関係のない商品だから買いませんよね?
つまりオートターゲティングを使うとこのように関係性の低いキーワードでも広告が出ます。
インプレッション(表示回数)が増えて、アクセス数が増え、売れる機会が増えるのはとてもいいことですが成約率が低くなるという事も意識しておかなければいけいません。
マニュアルターゲティングとは?
自分が広告を表示させたいキーワードを狙って表示をさせることができる広告のことです。
メリット
・自分が狙ったキーワードに対して集中的に広告を表示できるためコストパフォーマンスの良い広告に仕上がる
・広告費に対しお客様の検索キーワードにあった広告が表示できるので高い成約率が見込める。
デメリット
・設定が少し複雑
・今現状自分が見落としているかもしれないお客様の検索キーワードを見つけれないかもしれない。
オススメのやり方としては広告が難しくてどこを狙っていいかわからない・・・
といった方も結構いるかと思いますので
一度オートターゲティングでクリック数、インプレッション、成約率が高いキーワードからマニュアルターゲティングで広告をかけていくのもアリかもしれませんね
Amazonスポンサープロダクトの設定方法
広告の種類を理解したところで次は広告の設定方法を解説していきたいと思います!
・オートターゲティングの設定方法
セラーセントラルにログイン→広告(セラー広告)→キャンペーンの作成
キャンペーン名はAmazon出品者向けのところなので自分でわかりやすい名前を付けてあげましょう。
1日の予算、開始日、終了日を設定して「オートターゲティング」にチェックを入れて「次のステップに進む」
次の画面で広告として設定したい商品のSKUを選択して入札額を設定して「入稿」
オートターゲティングの設定としてはこれで完了です。
マニュアルターゲティングの設定方法
SKUの設定までは同じ流れです。
「マニュアルターゲティング」にチェックを入れて「次のステップに進む」
表示したいSKUの選択、ここまでは「オートターゲティング」と同じ要領です。
マニュアルターゲティングの強みとしては自分の狙いたいキーワードに対し広告がかけれることです!
SKUを選択すると「推奨キーワード」といってAmazonのデータをもとに関連性の高いであろうキーワードが表示されます。
この中から選んでもいいんですが今回は自分でキーワードを狙っていく方法を解説していきます!
例えば「iPhone ケース」といった検索キーワードに対して広告を表示したい場合
マルチタイプ「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」と三種類あります
「部分一致」の場合「iPhone ケース」「ケース iPhone」「iPhone ケース かわいい」などと部分的に一致していれば広い範囲の検索キーワードに対して広告を表示します。
つまりインプレッション(表示回数)を増やしたい時に効果的です。
「フレーズ一致」は設定したキーワードの前後にほかのキーワードが含まれていると表示されます。
例えば、「人気 iPhone ケース」「iPhone ケース レザー」は表示されますが「iPhone 人気 ケース」「iPhone 男性用」などは表示されません。
つまり部分一致と比べると、より関連性の高いキーワードに対して広告を表示することができます。
「完全一致」は設定した検索キーワードに完全に一致した場合のみの広告表示がされます。
完全一致のように表示範囲を狭めることでよりコストパフォーマンスの高い広告が見込めます。
ただ最初からピンポイントなキーワードを見つけるのはなかなか難しいです。
そのためオートターゲティングや部分一致で幅広くキーワードを集めその中から成約率の高いキーワードを
フレーズ一致、完全一致で広告をかけていくのがいいですね。
広告のデータ分析
今までかけたデータはセラーセントラルからエクセルでダウンロードできます!
データの抽出をしたい期間などを絞り込みし「レポートを作成」「ダウンロード」
この段階でやることは、インプレッション、クリック、広告費の見直しです。
インプレッションは多いがクリックは少ない→メイン画像がお客様に響いていない、商品に対して関係のないキーワードなのかもしれない
クリック数はあるが売り上げが伸びない→商品に対しての需要はあるがカタログの画像でうまく訴求できていない
など原因を探していきましょう。
エクセルで今までの広告データを見ることによりその商品の一番成約率の高いキーワード「ビックキーワード」も探し出せます!
Amazonで広告って必須なの?
ここまで、スポンサープロダクトの設定方法などを学んできましたが、果たしてAmazonで利益を出していく上で、スポンサープロダクトは必須なのでしょうか?
結論から言うと、スポンサープロダクトは「必須」です。
KAZUを含め個別コンサル生、KCTコミュニティ生など、全員が使用しています。
では、なぜAmazonにおいて広告は必須なのか?どんな使い方ができるのか?を説明していきます。
SPはAmazonにおいて唯一プッシュできる手段
(SP=スポンサープロダクト)は基本的に待ちの多いAmazonにおいて、唯一出品者側からお客様にアプローチできる手段なのです。
SPが無ければ、「売れるまで待つ」という戦略しかとれませんが、それだと検索順位を上げるのはかなり困難な作業になります。SPを使い、こちらから意図的に「お客様の選択肢に自社商品を無理やりねじ込む」ことにより、少しずつ検索順位が上がっていきます。
Amazonで本気で商売をする上で、使っていないセラーはいないので、必ず使うようにしておきましょう。
キーワードデータを拾える
Amazonでは「ビジネスレポート」で、自社の商品の成約率や販売数などを確認することができますが、「どんなキーワードから売れているか?」は確認することができません。
本来、WEB上のビジネスにおいて「キーワードの規模」が分からないという状況は、かなりの死活問題なのです。ブログ業界とかだとあり得ません。
しかし、SPを活用することによって、オートターゲティングをかければキーワードデータを収集できるし、マニュアルターゲティングでは各キーワードの検証も行うことができます。
キーワードの精査はSEO対策の効果を大きく左右するので、「単なる広告」と思わずに、ありがたい「キーワードデータ」にも目を配って使っていきましょう。
ただし頼ってはいけない
Amazonでの販売でスポンサープロダクトの使用は必須ですが、あくまで「自然検索からの流入を作るため」に、売上実績を積んだり、良いキーワードを探したりする目的で使うようにしましょう。
スポンサープロダクトから来たお客様を頼りに販売する、ってのは絶対にダメです。
なぜかというと、あなた以外の強者が、あなたと同じ市場に参入した時、当然強者もSPを使うため、すぐにあなたの優位性が失われてしまうためです。
また、Amazonでは「広告流入<自然検索流入」という図式がほとんどの市場で成り立ちます。自然検索のほうが圧倒的にボリュームが大きいのです。
よって、あくまで自然流入が第一、SPは自然流入を作るための道具として上手に活用するようにしてください!
さいごに
Amazonスポンサープロダクトを活用することにより売り上げの向上、検索順位を上げるだけでなく
今まで見落としていた重要な検索キーワード、お客様がその商品をなんと検索するのか、とたくさんの有効な情報が得られます!
是非皆さんもAmazonスポンサープロダクトを有効活用しさらなる売り上げのアシストに使ってみてください!!
販売に関することもメルマガにてたくさん掲載しているので是非そちらも見てみてください!