どーもKAZUです!今回はガイドラインの対策について徹底解説していきます!
商品画像登録ガイドラインの厳格化、これまで散々話題になってきましたが、ついに始まってしまいましたね。10月から2月までは猶予期間ですが、来年1月からは、修正依頼通知送付開始、3月からは、ルールに違反すると、違反点数が加点されてしまいます。
違反点数が一定レベルを超えると、検索結果の順位ダウンなどのペナルティ。今までの苦労が一瞬にして吹き飛びます…。ここは慎重にかつスピーディに対応していきましょう。
目次
楽天市場はなぜ厳格化しちゃったの?
大方の店長たちは、この突然のルール厳格化についてげんなりしてるかと思います。心中お察しします。
ただ、今年の1月の楽天カンファレンスでは、推奨という形で商品画像のルールについてアナウンスはあったそうです。一応、楽天側が挙げる厳格化の理由としては、、、
「楽天市場では、ユーザがよりお買い物をストレスなく楽しめるECモールへと成長するために楽天市場全体のデザインやユーザへの導線設計(ナビゲーション)の改善を進めております。本ガイドラインは、ユーザから最も強く指摘をいただいている「商品のさがしにくさ」の解消を目的に制定されております。」
(引用:商品画像登録ガイドラインの遵守必須化に伴う改定についてのご案内)
要は、楽天市場の弱点である「ごちゃごちゃ感」を少しでも解消しつつ、SNS映えも狙っていきたいって感じだそうです。
ルール変更されたのは商品画像1枚目
今回のガイドライン厳格化で、商品画像1枚目について、以下の3つのルールが新たに適用となります。
1.テキスト要素21%以上は不可
2.枠線の使用不可
3.幾何学模様や奇抜な背景色の使用不可
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ルール変更その1【テキスト要素は20%以内に収めること】
1月に行われたカンファレンスでも、「文字量20%未満の方がユーザーに受け入れられやすい」とする言及がありました。テキスト要素のボリュームをチェックできるツールも9月に楽天から発表がありました。
→商品登録画像テキスト割合判定ツール TextPercentTool
TextPercentToolのファイル内にあるinputフォルダにチェックしたい画像を入れ、ツールを起動して画像を読み込むと、あとは手動でテキスト部分を選択→占有率が表示される仕組みです。画像を縦横10×10マスの合計100マスで区切り、1マスに1pxでもテキスト要素が入っているとそのマス全てがテキスト部分になります。つまり、20マス以内に収めないといけません。
上のツールを使ってチェックするのも良いとは思いますが、画像を作りながらチェックするのには、Photoshopのグリッドツールがおすすめです。
環境設定>ガイド・グリッド・スライス…>グリッド設定を10%、分割数を1に設定、そして、「Macならcommand + @」「Win)ならCtrl + @」でグリッドが表示されます。これで、常に数えつつ作業ができるので効率良いです。
2.ルール変更その2【枠線はどんな種類もNG】
枠線って言われると、みなさん四角い枠を想像されると思いますが、これ以外にも以下のような画像はすべてNGになります。
・2辺L字型
・帯状
また、四角形のシェイプを置く場合も、画像全体の50%を超えると枠と見なされる可能性が大とのこと。さらに、背景の色の境目がはっきりと分かれている場合も枠線扱いにされる場合があるかもしれないと。
判定するのはAIなので、この辺はAIがどう判断するかによります。他にも、直線っぽく見える商品だとどうなるのかとか色々気になることはありますが、その辺りは年内までの猶予期間内で調節されるのだろうと思います。
とにかく、少しでも線が走っていたら枠扱いになるかもしれないってことですね。
3.ルール変更その3【背景色は白一択。もしくは使用風景のみOK】
商品のみを切り抜いている画像の場合は、背景色は白のみOK。他は一切認められません。例え色が白い商品でも、背景は白じゃないとダメ。その代わりというか、商品を使用している風景写真だったらOKだそうです。
デジタル加工だろうが色紙の上に置いて撮ったのであろうが関係なし。このあたりはAmazonの規定とほぼ同じですね。
人物が使っている写真もOKですが、生産者さんの顔のみ、とかの商品が写っていない写真はNGです。
もし違反画像になったらどうなるの?
評価は10月~年内までは、OK、要改善、NGの3段階になっています。
◎(OK):3つ全てがOK。
△(要改善):3つの内一つでも△がある
✕(NG):3つのうち一つでも✕がある
△の場合は要改善で、3月までにクリアすればオッケー。
✕の場合も、3月までに改善すれば違反点数の加点はなし。違反点数加点が始まるのは2019年の3月からで、ここからは△がなくなり、OKかNGかのどちらかの判定になってきます。
違反した場合の罰則、加点点数について
商品画像登録ガイドラインのルールに違反した場合の違反点数の具体的な数字はまだわかっていません。が、年間で違反点数が35点を超えた場合
・7日間のランキング掲載停止
・検索表示順位のダウン
といったペナルティ措置が取られます。
ちなみに、他の違反の点数については以下にまとめています。参考にしてください。
まとめ
ロングテール商材の多いショップ運営者は特に、今回の商品画像入れ替えは本当に大変だと思います。まして繁忙期も重なってきますからね。早くも不平不満の声が続出しているそうです。
ただ、始まってしまったものはどうにもできませんので、みなさん早めに対応していきましょうね。